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インタビュー

Vol.4 不思議な花のパワーを伝える杉浦美穂さん オーストラリアンプリザーブドフラワーデザイナー

―現在、どのようなお仕事をされていますか?

オーストラリアンプリザーブドフラワーのデザイナー、講師、花材の販売などをしています。花材に使うのは、西オーストラリアの原野に咲くワイルドフラワーです。現地で採取、特殊加工しているので、水をあげなくても、天然の香りと柔らかな触感が1年くらい続きますよ。

―やりがいを感じるときはどんな時ですか?

オーストラリアンプリザーブドフラワーに触れた皆さんが、「癒された」と言ってくれるのが一番嬉しくて、やりがいを感じます。そう、癒されるんです。実は、このワイルドフラワーが咲いている西オーストラリアには先住民アボリジニがいて、彼らは昔からワイルドフラワーをブッシュメディソン(漢方)として心身の病を癒すのに使っていました。太古の昔から品種改良をしていないので、天然のパワーがすごくあるなんですよ。

とにかくデトックスパワーがあってね・・。悩みがあって眠れなかった方がアレンジメントを体験したら「汗がたくさん出たあとに睡魔がやってきて、久しぶりにゆっくり休めた。」と喜んでくれました。

アボリジニがどの花をどういうシーンで使ったかという記録を見ると、それぞれの花がそれぞれ違うパワーを持っているのがわかります。アレンジをする時に、数種類の花の中からご自身に選んでもらいますが、それは今、その人に足りないもの、補いたいものを自然に選んでいるということなんです。この不思議な花のパワーを是非体験してほしいなって思います。

― この世界に入ったきっかけは何ですか?

実は、私自身離婚を経験していて、自分探しをしている時期がありました。その時たまたま展示会に行く機会があって・・。そこで、生でもない、ドライでもない、プリザーブドいう、とても不思議な魅力の花に出会いました。さらに、オーストラリアのワイルドプリザーブドフラワーのパワーに、当時の私はすごく「救われた」気持ちになったんです。

それからアレンジメントをするたびに、とても集中できるし、よく眠れる。気づけば、とても前向な自分がそこにいました。自分自身が癒しとパワーをもらったのがきっかけですね。

― f♯factoryは、副代表の山野江里依さんのご紹介だそうですね。

そうなんです。恩師でもある江里依さんから3年前の設立時にお誘いいただきました。江里依さんが経営されている塾に私の娘が通っていた頃からなので、もう20年来のお付き合いですね。初めは江里依さんしか知らなかったことが、今では信じられないくらい友達が出来ましたよ。

f#という存在は、自分を上げてくれる大切なツール。ここで知り合った人がいなかったら今の自分はいないといっても過言ではないかもしれません。これからもみんなを応援したいし、応援してもらっていることに感謝しながら過ごしていきたいです。

― 美穂さんにとっての自分らしさって何ですか?

背伸びしない自然体でいることかな。昔はめいっぱい見栄を張って生きていたんですけど、自分が無理しているときに培った人間関係は長続きしないことに気が付きました。等身大の自分を出した時に一気に人との信頼関係が深まった経験から、常に自然体を心がけています。

― 今まで様々なf# factoryのイベントに参加していると思いますが、一番印象に残っているのは何ですか?

そうですね。どれも楽しかったですが、今年の夏にf# factoryと四季の旅の共同企画で実現した「石巻川開き祭りツアー」は特別でした。震災後、f# factory代表の北澤清子さんの呼びかけで銀座の復興バーでお手伝いをしたときからずっと、機会があれば被災地に伺いたいという意識があったんです。

今回は、震災から4年経ち、現地の皆さんの気持ちもある程度落ち着かれていたので、「震災直後なら話せなかった・・・」とおっしゃるようなお話も伺うことが出来ました。

石巻の方たちが「失ったものは大きかったけれど、波が寄せて返すように、それによって得たこともあった・・・」と前向きに生きていく気持ちと懸命な姿に本当に心を打たれました。

改めて、地震と津波の怖さ、そして被災することの大変さを痛感し、「1日1日を大切に生きていこう」と強く思うようになりました。それまでは何でも後回しにしちゃう自分だったのですが、「だらだら生きるのはやめよう」「しっかり目標を決めてそれに向かってきちんと計画しよう」と心に誓いました。生きている大切さと自分の生きている意味、役目を見つめ直すとてもいい機会になりました。

― では、向こうでもたくさん絆を感じてきたんですね?

はい。被災した方たちと握手をしたり、触れ合ったりすることで、絆を感じました。

普段の生活でも、思いやりや愛を感じるときに生まれる絆をとても大事にしています。

― 11月3日のf# factoryのマルシェでは、運営委員長を務めるそうですね。

ええ、初めての試みです。みんながf#できるように応援出来る場所を作りたいなと思ったのがきっかけです。f♯のメンバーだけでなく、遊びに来てくれた皆さんにもこれを機会にもっと仲間を増やし、人脈も広げてもらえたら嬉しいです。さらには、f# factoryが行っている社会貢献のひとつ、プレミアムプロミスジャパン(MPJ)のことも是非知っていただきたい。アフリカの女の子への教育資金を集めるための募金を行っているので、MPJの活動紹介や、全額寄付のフリーマーケットのコーナーを設ける予定です。当日はたくさんのブースと楽しいイベントを用意してお待ちしています。是非気軽に遊びに来てください。

―では最後に、美穂さんご自身の夢を教えてください。

ズバリ!自分のギャラリーを持つことですね!!

いつでも気軽に寄っていただけて、癒しと交流の場になるようなギャラリーを作りたいです。オーストラリアンプリザーブドフラワーを囲んで、人と人の絆が深まることが出来たら最高ですよね。

杉浦美穂さん

AK Flower代表 / オーストラリアンプリザーブドフラワーデザイナー

ホームページ    AKオーストラリアプリザーブフラワー

<編集後記>

初対面の人でも、美穂さんの屈託のない笑顔と飾らないトークには、どうしようもない親近感を覚えてしまうはず。その根底にあるものは何か知りたくて、「日頃心がけていることは何?」という質問をぶつけてみました。その答えはこう・・。「マイナスのことは考えない。笑顔を絶やさない。前向きの言葉しか使わない。悪いことは言葉に出さない。嫌なことがあっても、それと戦わず、何かのメッセージとして受け止める。ぼやきはしない・・・かな~。(笑)」男前な箇条書きトークに続いてかわいい語尾と笑顔。美穂さんの魅力は、天然で生きる強さと包み込むような優しさが共存したワイルドフラワーの魅力そのものだ・・と心から実感できた、納得のインタビューでした(笑)。

インタビュアー&文 f♯family 八代華代子

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