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インタビュー

Vol.2 話し方講師 八代華代子さん NewYork「TVジャパン」アンカーで大活躍!帰国後はフリーアナウンサーとしても活動中!

―――現在のお仕事と、それを始めた理由を教えてください。

現在、「話し方・ビジネスマナー講師」と「食育インストラクター」の2本柱で活動しています。メインになっているのは5~6年前から本格的に活動している話し方の講師で、主に企業研修やプライベートレッスンを行っています。
20年以上前のことになりますが、私は、札幌にあるTBS系列の北海道放送のアナウンサーとして社会人生活をスタートしました。ラジオとテレビ兼営の局だったので、多岐にわたる番組を担当させていただきましたね。結婚後はニューヨークに渡る夫について行き、日本語放送局TV-JAPANでアナウンサーとリポーター、番組編成のアシスタントとして勤務しました。当時の仕事を通じて、私たち日本人も、もっとコミュニケーションスキルを上げなければいけないと痛感し、ある種の使命感が現在の仕事につながっています。

当時、取材に出てインタビューをすると、ニューヨーカーは急にマイクを向けられても、上手く話そうということよりどうやったら相手に伝わるかと、身振り手振りで一生懸命話してくれました。
それまでの私は、きちんとした日本語を使って、きれいな表現をして、原稿を間違えずに読むことが「伝えること」と思いこんでいました。でも、その時、気が付いたんです。言葉に頼りすぎていたなって。
きれいな言葉で伝える事よりも、本当に言いたいことは何なのかを考え、伝える力をもっと身につけなければと思ったのです。
日本語の美しさ、奥ゆかしさを活かしつつ、アメリカ的な伝える力をブラッシュアップしていけたら素晴らしいと確信しました。
ニューヨークから帰国後、その素晴らしさをお伝えできるのは、日本とアメリカ両方でアナウンサーを経験した私にしかできないことと思い、現在は「日米融合型スピーチ八代メソッド」をもとに講習をしています。
講習の内容は、企業研修ではビジネスでの大切なコミュニケ―ションやマナーを指導します。プライベートレッスンではその方のニーズに合わせて、発声や口癖の改善、プレゼンテーションのリハーサルなどを行っています。

それからもうひとつ、食育インストラクターとしても活動しています。ニューヨークでは仕事と子育てを両立させながら多忙な日々を送っていました。異国で子育てをしながらの不規則な生活から、食の大切さに気付いて帰国後に勉強し、食育インストラクターの資格を取りました。
現在は小学校や保育園から声をかけていただき、食育のセミナーや講演活動をしています。食はテーブルを囲むので会話がないと成立しません。この分野でもコミュニケーションをフルに活用し、心と身体の両方に栄養を送ることができるようにする、それが私の食育の特徴です。

―――f♯factoryに入ったきっかけは?   
ニューヨークにいた2003年、日本人異業種交流会で、北澤清子さん(現f♯factory代表)に出逢いました。すぐに意気投合して、よくランチを食べながら、〝日本に帰ったら同世代の女性たちが刺激し合えるコミュニティを作りたいね〟と語り合い、夢をふくらませていました。その後、お互い帰国。私は子育てでバタバタしていて設立のお手伝いはできませんでしたが、清子さんが副代表の山野江里依さんと立ち上げたf♯factoryに誘っていただく形で入りました。

―――f#factoryに入ってよかったことは何ですか?  
ミレニアム・プロミス・ジャパンを通じて、アフリカの女の子エバリンちゃんを、私たちの手で中学に行かせてあげられたことです。私も子どもがいるので教育の大切さはわかっています。ですからすごくいい機会をいただいたと思っています。これはf#factoryに入ったからできたことですね。
たとえ少額でも、私たちのお金を集めることで、地球の反対側の1人の女の子が、劣等感を感じることなく輝いていけるようになった。素敵なことですよね。私たちだけではなくて、エバリンちゃんも一緒にf♯(半音アップ)できているってことですから。
1人だと募金箱にお金を入れるだけで終わってしまうことが、f♯のメンバーの気持ちが集まるとこんなにすごいことができてしまうんだなって実感しています。

―――f#factoryに関わる前と後で変わったことはありますか? 
さまざまな業種に携わっている友達が大勢できたこと。今まではテレビや雑誌の中だけでしか知らなかった職業の人たちに、直接会って話を聞けることがすごく楽しいです。いろいろな分野で日々頑張っている女性がいるんだとわかって、力が湧いてきますね。

―――絆を感じる時はどんな時?    
FBに投稿すると、f♯のみんながたくさんのコメントを書いてくれるので、その都度元気をもらいます。また、イベントなどにたまにしか出られなくても、久しぶり感がないですね。
いつ顔を出しても何の垣根もないのがf♯の絆のいいところ。あまり会えなくても繋がっていて、お互いに遠くで見守り見守られているという絆を感じます。
〝帰るところがある〟〝ここにいれば安心〟〝雨が降りそうになったら誰かが傘を持って来てくれる〟それがf♯です。

―――華代子さんにとって自分らしさとは?  
実は小中高とお転婆だったんです。階段の踊り場で先生の物まねをしながら歌うようなキャラ(笑)。そんな楽しいお転婆時代が、1番自分らしかったです。その後、大人になって、仕事・妻・母などいろいろな顔を持つようになったら、自分らしさが何なのかわからなくなるときが多々ありました。
特に、プレッシャーを感じるとき。そういうときは、小中高の頃の〝リトル華代子〟に訊くのです。「どうしたらいい?」って。そうすると無邪気な答えが返ってきますが、それでいいと思うようにしています。もちろん、小さい頃の感覚で社会に出られるわけではないから、現実は考えて行動し、話さなくてはいけないけれど、あの頃の自分を忘れたくないといつも思っています。
〝リトル本田〟という言葉を聞いて〝あ、これだ!“と思いました。本田選手自身たくさんのプレッシャーがあり、自分を大きく見せながら生きていかなきゃいけない、そういう中で幼少期の自分から答えを出すことに、大きな感銘を受けましたね。

―――華代子さんが大切にしていることは何ですか?   
人と人との繋がりです。これは私のすべてを作っているもの。今までも、そして現在も友達、家族、仕事仲間など多くの人に支えられています。f♯のみんなにもFBのコメントなどでいつも励ましてもらっています。
ニューヨークで子どもを1歳から4歳まで保育園に預けて仕事をしていたときには、保育士さんやベビーシッターなど、多くの人に助けてもらいました。
上司がとても理解のある方で、子育て優先でいいと言ってくださり、同僚もとても協力的でした。こういう環境でなければ仕事と子育ての両立は絶対に無理でした。
私は人と繋がっていないと生きていけない。無人島で1人じゃ絶対に生きていけませんね。

―――今後の自身の目標・予定を教えてください。  
講演やセミナーを全国展開して、言葉、表情、コミュニケーションのすべてを駆使して、
もっと自由に表現力を身に付けた素敵な人たちを増やしたいです。そのために私自身ももっと勉強して、皆さんと一緒に成長したいです。
日本には〝言わぬが花〟〝沈黙は金〟などの昭和の風潮がまだまだ残っていますが、そ
ういう時代はもう終わり。今の時代に合った、世界にも通用するコミュニケーションスキルを広めていきたいです。

話し方・ビジネスマナー講師・食育インストラクター

・八代華代子オフィシャルウェブサイト
・八代華代子オフィシャルブログ

 

<編集後記>

 

 

factory HPインタビューページの第1回目オファーを快くお引き受けくださった華代子さん。大きな花柄のワンピースを品良く着こなし、笑顔で取材先に現れたとき、あたたかい春風が桜の花びらと一緒にふわぁ~と舞い降りたようでした。【伝えること】を生業にしているからこそ、1つ1つの言葉を「う~ん」と考えながら、じっくりと丁寧に選び、お話してくださいました。途中、解りやすく話せているか、ちゃんと伝えられているかを、何度も確認する気遣いも。さらに取材が終わると、心遣いのメッセージカードと桜のお菓子をさりげなく手渡し、再びチャーミングな笑顔で手を振りながら、次のお仕事へと向かわれました。

文・山口幸恵  監修・太宰由起子

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